採用難を突破!歯科医院向け就職フェア成功への実践ガイド

目次

今こそ「攻め」の採用を

「求人を出しても問い合わせが来ない」「新卒採用を始めたいが、何から手をつければいいのか」。人材不足が深刻化する歯科業界において、このような悩みを抱えていない院長先生はいないと言っても過言ではありません。

特に新卒の歯科医師や歯科衛生士の確保は、医院の将来の活力を左右する最重要課題です。しかし、ただ待っているだけでは優秀な若手は集まりません。本コラムでは、新卒採用の強力な武器となる「就職フェア」への参加を成功させるための実践的なガイドをお届けします。

採用難時代にこそ「新卒採用」を重視すべき理由

医院の理念を共有できる「生え抜き」の育成

歯科医院経営において、経験豊富な即戦力を求めるのは自然な心理ですが、中途採用には高い紹介手数料や、前職での習慣が自院の方針と衝突するといったリスクも伴います。 一方で、新卒採用には「医院の文化をゼロから共有できる」という何にも代えがたいメリットがあります。教育期間は必要ですが、自院の理念や診療スタイルを真っ白な状態で吸収してくれるため、数年後には医院の柱となる純粋な「生え抜き」の人材へと成長してくれます。

組織に新しい風を吹き込み、既存スタッフを成長させる

新卒を採用することは、既存スタッフにとっても大きな刺激となります。後輩を指導することで先輩スタッフの責任感が増し、教える過程で自分たちの知識が整理され、結果として医院全体のレベルアップに繋がります。若く柔軟な感性を持つ新卒が入ることで、院内の雰囲気が明るくなり、新しい変化を受け入れる組織体質が醸成される効果も期待できます。

歯科業界における主要な就職フェアの特徴

ターゲットに合わせて選ぶ主要プラットフォーム

就職フェアは、一度に多くの学生と対面できる貴重な機会です。主要なサービスにはそれぞれ特徴があります。

・クオキャリア 歯科医師・歯科衛生士に特化した最大級のプラットフォームです。動員数が多いのが特徴ですが、競合医院も多いため、いかにブースの差別化を図るかが鍵となります。

・Guppy(グッピー) 学生の利用率が非常に高いのが特徴です。対面イベントだけでなく、オンラインフェアやカジュアルな形態もあり、遠方の学生にもアプローチしやすいメリットがあります。

・アザブナビ 歯科医師に特化したエージェントが運営しており、より深い専門性やキャリアを重視する学生が集まる傾向にあります。

学生の足を止めるブース作りの必須制作物リスト

就職フェアは、いわば「お祭り」のような空間です。数あるブースの中から自院を選んでもらうためには、視覚的なインパクトと情報の質の両立が求められます。

医院案内パンフレット

パンフレットは、学生が帰宅後に読み返し、家族や友人に相談する際の重要な判断材料になります。理念やビジョンはもちろん、先輩スタッフの一日を追ったタイムスケジュールや、具体的な教育プログラム、福利厚生を詳細に記載しましょう。写真のクオリティが医院の第一印象を左右するため、清潔感のある院内写真を用意することが重要です。

タペストリー・ポスター

ブースの後ろに掲げるタペストリーは、遠くからでも「あ、この医院良そうだな」と思わせる看板です。文字を詰め込みすぎず、キャッチコピーは一つに絞りましょう。「新人教育に自信あり」「18時半終業でプライベートも充実」など、学生が求めているメリットを大きく打ち出すのが鉄則です。

ノベルティ

ブースに立ち寄ってもらうためのきっかけとして、ノベルティは有効です。実用的なボールペンやクリアファイルに加え、歯科医院らしくデザイン性の高い歯ブラシや、少し高級なデンタルフロスなどは会話のネタにもなります。ブランディングの一環として、医院のロゴを効果的に配置しましょう。

椅子・机カバー

備え付けの椅子や机をそのまま使うのではなく、オリジナルのカバーをかけるだけでブースに統一感が生まれます。医院のイメージカラーで統一することで、医療機関としての信頼感やプロフェッショナルな雰囲気を演出し、学生の目に留まりやすくします。

本番当日を成功に導くプレゼンテーションと運営

記憶に残る「ストーリー性」を持たせたプレゼン資料

ステージ発表やブース内での説明では、ただ情報を羅列するのではなく、医院が大切にしている想いや、入職したスタッフがどう成長したかというストーリーを語りましょう。視覚的に訴えかける写真や動画を効果的に使い、「この医院で働くと、自分の未来がどう良くなるか」をイメージさせることが大切です。

個別ブースでの深い対話を引き出す工夫

個別ブースでは、学生一人ひとりの疑問に寄り添うことが求められます。募集要項の詳細版や、先輩スタッフの本音が聞けるメッセージ集などを用意しておきましょう。あえて年齢の近い若手スタッフを同席させることで、学生が本音で質問しやすい雰囲気を作ることができます。

スタッフ全員が「医院の顔」であるという意識

当日の運営において、スタッフの表情や立ち居振る舞いは何よりも雄弁に医院の魅力を語ります。笑顔で明るく接し、積極的に声かけを行うことはもちろん、参加するスタッフ全員が医院の魅力や教育体制について共通の認識を持ち、一貫した情報を提供できるようにしておきましょう。

フェア終了後が勝負!応募率を高めるフォローアップ

「鉄は熱いうちに打つ」スピード連絡の重要性

フェアで連絡先を交換した学生には、その日のうちに、遅くとも翌日の午前中までにはお礼の連絡を入れましょう。当日の会話に基づいたパーソナルなメッセージを添えることで、学生の印象に強く残ります。

医院見学への心理的ハードルを下げるアプローチ

就職フェアの最終的な目的は、見学に来てもらうことです。見学専用の申し込みフォームを案内したり、見学時の交通費補助を提示したりするなど、次のステップへのハードルを極限まで下げる工夫が、最終的な採用成功率を大きく左右します。

未来の仲間と出会うための「投資」を始めよう

新卒採用は、短期的なコストとしてではなく、医院の10年後、20年後を作るための「投資」です。就職フェアという場を最大限に活用し、院長先生の想いや医院の魅力を正しく伝えることができれば、必ず良きご縁に恵まれます。

もし、「制作物の作成に手が回らない」「当日の運営に自信がない」といった不安を感じられたら、ぜひ私たち「Mr.歯科事務長」にご相談ください。歯科経営の専門家として、貴院の採用活動を強力にサポートいたします。

この記事の解説者

MOCAL株式会社 

枝村 暢祐 Yosuke Edamura

大学卒業後、書籍印刷の会社の営業職、外資系保険会社にて中小企業の社長や開業医向けに保険商品を活用した資産運用の提案営業に従事。

ソフトダーツのプロ資格を取得したことをきっかけに、スポンサー企業であった前職の会社へ転職。

前職では、ダーツのツアーに参戦しながらも、店舗責任者としてイベントの企画・運営、販促用チラシや校舎内ツールの制作、広告宣伝戦略立案・実行、学校の先生や業者との交渉・折衝、人事管理、従業員育成、営業数値管理など、店舗管理・経営など塾運営全般を担当。

担当校舎では、年間収益7年連続社内TOP5に入るなど高い業績に貢献。同時に、エリアマネージャーとして、他店舗の社員や講師の育成、売上管理など多岐に渡る役割を担当。

保険会社時代にお世話になったクリニックの院長が勇退されることを聞き、学習塾運営での経験を、医療業界で役立てることができるのではないかと考えていた際にMOCALと出会う。医院経営の不安や悩みを抱えている院長先生の支援に力を入れているMOCALの事業内容に共感。

塾運営で培った「顧客の意図をくみ取る提案力」、「メンバーのモチベーション向上」、「店舗目標や個人目標の達成に向けたチームマネジメント」のノウハウを活かし、歯科業界の活性化への貢献を志し入社。

詳細はこちら

よろしければシェアをお願いいたします
  • URLをコピーしました!
目次